128列マルチスライスCT
128断面を瞬時に撮影可能な高水準なコンピュータ断層撮影装置
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、被写体の周囲からX線を照射し、得られた情報をコンピュータで処理することによって横断像(輪切り画像)として画像表示する検査です。
人体の内部を画像として観察することができるため、診断に有用な多くの情報を得ることができます。さらに造影剤を使用することにより、血管の情報も含めたより詳しい検査を行うことができます。
従来の装置に比べて検出器の列数が多くなり、人体の広い範囲をすばやくより細かく撮影することができるようになりました。また画像化に寄与しない余剰なX線を除去する機構が搭載されており、従来の装置と比べて最大20%以上の被曝が低減されます。
短時間に広範囲かつ詳細な撮影が可能
従来の装置に比べて検出器の列数が多くなり、広い撮影範囲をすばやくより細かく撮影することができるようになりました。 細かく収集したデータを使用して画像処理を行うことにより、輪切りの画像だけではなく様々な断面の画像の作成や、骨や血管の3D画像の作成も可能なため、診断のためにより多くの情報を提供することができます。
体の負担が少なく心臓CT撮影が可能
今まで撮影の難しかった心臓領域においても、造影剤を注射して5秒程度の息止めで撮影が可能となり、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の冠動脈の狭窄や閉塞を明瞭な三次元画像として描出することができます。
負担も少なく入院しなくても外来で検査することが可能です。
3.0T(テスラ)MRI
短時間の検査と高解像度な画像化を実現したMRI
MRIとはMagnetic Resonance Imageの略で磁気共鳴画像と呼ばれています。
T(テスラ)は磁力の単位を表す言葉で、3.0Tは診断で使用できるMRI機器の中で最も強力な磁力を有しています。
高解像度な画像により正確な診断が可能
従来のものに比べ、非常に強力な磁力線と電波を利用し、全身の微細な病変を時間短縮または、高画質化を実現しました。 高解像度画像により、より小さな異変も発見しやすくなり、もしくは気づきやすくなり、早期発見・早期治療に貢献しています。
また、造影剤を使用することなく、1.5T MRIと比較して、より末梢の血管の撮像ができるようになったことで検査中の身体への負担を軽減することができます。
閉塞感を軽減
今までのMRI装置と比べて、検査空間が70cmと広い開口径なので、閉塞感が軽減されます。
デジタルマンモグラフィー
乳がんの早期発見に役立つ、検診用の最新機器
小さな腫瘍の陰影や微小な石灰化部分も捉える圧倒的な高画質の性能をもっています。早期乳がん発見に有用です。撮影時間を短縮し、受診者の身体的・心的な負担も軽減し、検査への抵抗感も軽減します。
健診では、3Dマンモグラフィとして新しい撮影方法が可能
<デジタルトモシンセシスの導入>
デジタルトモシンセシスとは、圧迫された乳房を短時間でスキャンし、複数の角度で静止画像を収集する三次元(3D)撮影技術のことをいいます。
厚い乳腺の場合、通常撮影では乳腺全体が白く写ってしまい、しこりに気づけないこともあります。高い空間的分解能と広角での画像取得により、しこりの確認が可能となります。
PET-CTの特長
PET-CT検査では、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。
検査は、まず、検査薬(おもにブドウ糖と結合させた18F-FDG)を静脈から注射します。体内のブドウ糖を過剰に摂取する細胞(代表的なものはがん細胞)をPET-CTの「カメラ」でスキャンすると、ブドウ糖を過剰に摂取する細胞自身が光って見えます。 従来のレントゲン(X線)やCT、MRIなどの検査は形からがんを見つけますが、PET検査はこのように細胞の性質を調べてがんを探し出します。
早期発見:従来の検診では発見しにくかったがんを発見することができます
がん細胞は、正常な細胞よりも盛んに活動し、エネルギー源としてのブドウ糖をたくさん必要とします。この特性を利用し、PET-CTのカメラで撮影して画像化すると、がん細胞があるかどうかが分かります。
全身スクリーニング:PET-CT検査は1回で全身の検査ができます
PET-CT検査は一度に全身のチェックを行なうことが出来るので、転移したがんを発見することにも力を発揮します。
細胞の悪性度を診断:治療方針を早く決めることができます
細胞の活動状態を視覚的にとらえ、腫瘍の性質の推測ができます。
PET-CT検査の結果によって、微小であっても悪性度の高いものであることが分かれば、手術の範囲を広くしたり、抗がん剤を併用するなど、それぞれの状況に応じた治療方針に早いうちから変更することが可能となります。
がんの広がり(病期)の診断
広がりの程度(病期)の診断ができます。
それによって、治療の選択が決まってきます。
治療効果の判定
治療の効果の判定ができます。
抗がん剤や放射線治療の効果が判定できます。
転移・再発の診断
転移・再発が判定できます。
安全度の高い検査
PET検査は胃のバリウム検査よりも低い被爆量です。尿の排出などで翌日にはほとんど体内に残りません。しかも副作用の心配もありません。
従来までの苦痛や不快感を伴う検査と全く違い、着衣のままベッドに寝ているだけの苦痛のない検査です。